生姜が効く病気一覧
肥満
生姜ダイエットと銘打っている以上、これを一番に挙げておくのは当然ですね。
日本人女性の肥満のほとんどが、水太りによって新陳代謝・基礎代謝が低下することで脂肪がさらに溜まっていくという悪循環に陥っています。
運動や食事制限のみで痩せるのが難しいのは、節約細胞と呼ばれる日本人特有の細胞のせいで、少ししか食べていないのに太りやすくなってしまうからです。
食べる量を減らしても、運動をしても、摂取カロリーが消費カロリーをなかなか下回らない状況になってしまっているため、痩せられないのです。
そしてそういった方の多くが冷え性を併発しています。
体温を１度上げるだけで、基礎代謝は１２〜１３％もアップします。
生姜がダイエットに効くと言われているのはまさにこのためです。
生姜による発散作用を利用して、肥満に打ち勝ちましょう。
冷え性
生姜がダイエット以外で注目されている一番の効果・効能は、冷え性に対してのものでしょう。
病気の診断名として『冷え性』というものはありませんが、漢方医学では「冷えこそが万病のもと」と考えられています。
生姜は体温を上げる生理作用があるため、冷え性の改善には抜群の効果を発揮します。
風邪
風邪薬で有名な『葛根湯』にも生姜は入っています。
発散作用は、風邪の初期症状である寒気を緩和する効果があります。
また吐き気・頭痛にも効果があるため、風邪には生姜がよく効きます。
もちろん本格的な症状の場合は、ちゃんと病院へ行ってくださいね。
ここで紹介している生姜の効果・効能は、病気治療を保証するものではないことを肝に銘じておいてください。
腰痛・肩こり
冷え性の人には、腰痛や肩こり持ちの人も少なくありません。
冷えが原因の腰痛・肩こりには、鎮痛・消炎作用がある生姜が効果的です。
とくに血行不良が改善されると、それだけでかなり肩こりもラクになります、
ただ、筋肉の衰えも影響していますので、運動を行うことも心がけてくださいね。
むくみ
ダイエットが必要ないと思っている方の中にも、むくみに悩まされている方は少なくありません。
生姜は余分な水分を発汗・排尿を促して外へ排出してくれるので、むくみの改善に高い効果を発揮します。
便秘
胃腸の機能を活発にするため、生姜は便秘にも効果があります。
大腸や直腸の働きを助けるので、便秘による肌荒れも予防できます。
生姜で肌がキレイになったという人のほとんどは、便秘が解消されている場合が多いです。
下痢
女性の便秘とは逆に、男性は軟便の方が多く、下痢に悩まされている人も少なくありません。
健胃作用として胃腸の機能を活発にするため、生姜は下痢にも有効です。
殺菌効果も高いため、食中毒などの急性な下痢にも生姜は効果を発揮します。
吐き気・二日酔い
生姜の効果・効能のところでも述べたように、生姜には鎮吐作用があります。
二日酔いだけでなく、船酔いやつわり、抗がん剤による吐き気も抑える効果を生姜は持っています。
こういった症状に悩まされている人は、生姜を持ち歩くことを習慣にしてもいいと思います。
女性特有の不調
生理痛や生理不順など、女性特有の体調不良にも生姜は効果を発揮します。
ホルモンバランスを整えて、エストロゲンやプロゲステロンなどの分泌を正常にする作用があるためです。
ＰＭＳ、子宮筋腫、子宮内膜症などの婦人病や更年期障害などの病気や不調にも、体を温める生姜は有効です。
不妊症にも効果が期待されています。
胃炎・胃潰瘍
ストレス社会の現代では、胃腸の強さを保つことは必須です。
生姜は体温を上昇させますが、胃腸内の血液循環もよくします。
さらに胃潰瘍の原因のピロリ菌などを殺菌作用によて一掃してくれるため、胃潰瘍・胃炎・十二指腸潰瘍などに効果が期待されています。
ストレスそのものはどうしようもなくても、生姜によって常に上部で健康な胃腸を保っておくことはとても大事です。
慢性疲労・不定愁訴
生姜には強壮作用や興奮作用もあり、疲労回復に効果があるとされています。
もちろん生姜だけでなく、ビタミンやミネラルなどもたくさん摂る必要はありますが、そういったときには黒糖やハチミツなどを生姜紅茶に入れることでさらに高い効果を期待できます。
生姜は他の方剤に一緒に配合されることが多いため、効き目のある他のサプリや栄養素と一緒に取ると効果をアップさせることができます。
狭心症・心筋梗塞
生姜は血液をさらさらにします。
血行をよくする効果があるため、心臓にかかる負担を少なくし、狭心症や心筋梗塞を予防できます。
強心作用もあるので、血圧の高さが気になっている人は積極的に生姜を摂りましょう。
膀胱炎・腎盂腎炎
生姜は排尿を適切に促してくれるので、膀胱炎や腎盂腎炎にも効果が高いとされています。
うつ病
うつや自律神経失調症などにも、生姜は効果を発揮すると言われています。
これについては別項で記事を書いていこうと思っています。
