生姜の効果・効能
生姜は万能薬といわれるほど様々な効果・効能を持っています。
医薬的に効くとされる漢方薬百数十種類のうち、その7〜8割に生姜が入っているほどです。
風邪薬で有名な『葛根湯』ももちろん生姜入りですね。
生姜ダイエットとして当サイトではダイエットについて重点的に紹介していきますが、それ以外の効果・効能についても詳しく説明していきます。
生薬としての作用
生姜の効果に、生薬としての薬用があります。
wikipediaにも載っている有名どころからまずは見ていきましょう。
発散作用
発散作用とは、体を温めて発汗させることです。
風邪の初期症状の寒気などに有効ですね。
生姜が冷え性に効果ありとされるのはこのためですね。
健胃作用
健胃作用とは、ひとことでいえば胃腸の調子を改善することです。
消化酵素を正常に分泌させることで、消化吸収がよくなります。
生姜が胃腸機能低下防止、とくに便秘に効果があるとされるのはこのためです。
大腸などに負担をかけず、排泄をスムーズにします。
鎮吐作用
鎮吐作用とは、読んで字のごとく吐き気を抑える効果です。
胃炎や乗り物酔い、つわりなど、吐き気に関してそれを鎮める効果が生姜にはあります。
強壮作用
滋養強壮の強壮…つまり体を上部で元気にさせる働きです。
興奮作用もあるとされています。
まだまだある様々な生姜の効果・効能
これ以外にも、身体を温めて免疫力を高める効果や、胃腸の冷えによる機能障害に有効だったり、抗酸化作用を持っていたりもします。
また、他の生薬の副作用をやわらげる働きを持っているため、冒頭で説明したように多くの漢方や多数の方剤に配合されています。
生姜がダイエットに効果ありとされるのは、体を温めることで血行を促進したり、代謝の効率をあげたり、胃腸の消化吸収を促進したり、排便をスムーズにしたりといったことから導きされるものです。
生姜がこうした効果を持つのは、生姜に含まれるジンゲロールという成分の働きによるものです。
このジンゲロールの生理的効果として、さらに関節リウマチへの効果、すい臓がんや乳がんなどをはじめとした各種の悪性腫瘍への効果も期待されています。
これ以外にも多くの効果・効能が期待されていて、何千年も前から生姜が医薬品として使われてきた理由も納得です。